有機エレクトロニクス用の汎用プラットフォームとしてのフラーレンナノワイヤー
柔軟で軽いナノエレクトロニクスにおける電荷担体の輸送経路となる有機半導体ナノワイヤーの開発は、重要な科学的課題である。我々は、単一粒子ナノ加工法(SPNT)によるフラーレンナノワイヤーの汎用的な形成について報告する。この手法は、さまざまなフラーレン誘導体(純粋なC60、C61やC71の修飾フラーレン、インデンC60ビス付加体)に対して普遍的に適用できる。高エネルギーイオンビームによって生じる連鎖重合反応を通して、半径18〜11nmのナノワイヤーが形成された。長さと密度を精密に制御したPC61BMナノワイヤーを含む、poly(3-hexylthiophene)(P3HT):[6,6]-phenyl C61
Nature Publishing Groupのオープンアクセス雑誌「Scientific Reports」に発表したフラーレンナノワイヤー有機薄膜太陽電池に関する論文が「注目の論文」として紹介されました。8月末には朝日新聞・日本経済新聞に記事が掲載されました。